バス乗車記
「トコトコぼんちゃん」中山道ハイキング


[1.まえがき] [2.西行塚] [3.広重美術館] [4.大井宿本陣訪問] [5.恵那峡の真上]

浮世絵から中山道の道のりをたどる

一通り見た後、一行は「西行塚」から下り、旧中山道を歩いていく。中央自動車道の脇を歩き、高架をくぐった向こうに、ボンネットバスが一行の到着を待っていた。

中山道に戻る 槇ヶ根で待つぼんちゃん
再び、中山道に戻る 「ぼんちゃん」もお待ちかね

ここからはボンネットバスで恵那市街に戻り、一行は中山道広重美術館で降りた。今は中山道の浮世絵が展示されており、入館料800円と表記されているのだけれど、一行はそのまま中に入っていく。もしかすると美術館のご好意かも知れないが、私は、ツアー代金3700円に含まれているとは、得したなあ、と思う。

広重美術館のぼんちゃん 中山道広重美術館
広重美術館に到着 中山道広重美術館全景

浮世絵を順番にみてみると、絵によって多種多様の風景が描かれている。中には取っ組み合いのケンカを描いたものまである。浮世絵と聞くと、つい難しい印象を抱いてしまうのだけれど、こうして見ると、笑いの要素も随所にあるので、意外と楽しめた。

のどが渇いたので、ジュースを買いにロビーに出ると、髭をたくわえた方を加えた3人のガイドさん達が座っていた。髭をたくわえたガイドさんは、昼から同行されるという。私はガイドさんに話を聞いてみる事にした。
ガイドさんは、今年は隣の愛知県からも多く参加しているそうで、少しずつアピールが広域に伝わりつつある、との手ごたえを感じていると、話した。また、「トコトコぼんちゃん」見たさに東京から来た人もいて、天井から床まで、文字通り隅から隅まで撮って行った人もいた、中には、バスだけ乗らせてくれという人もいたとの事である。やはり、ボンネットバスの効果は思わぬところに波及している様だ。

お弁当と寄席豆腐の昼食

昼食は中山道広重美術館の裏手にある、「きじや」で食べる事になっている。
のれんをくぐると、既に手際よく弁当が座敷に並べられていた。中身は、おにぎり2つと煮物や野菜のおかずが添えられた、比較的簡素な弁当に思えたが、煮物の味付けがあっさり目で有りながら旨味がでていて美味しかった。しかし、弁当の隣に小鉢とレンゲがあり、何に使うのかなと思っていると、大きな木器に入った寄せ豆腐が、長台の真ん中に置かれた。これをすくって、小鉢の中に入れるのである。

昼食のお弁当 木地の器入り寄せ豆腐
昼食のお弁当 木地に盛られた寄せ豆腐

この木器は「木地(きじ)」というもので、店の屋号「きじや」も、ここから名付けられている。すくった寄せ豆腐を薬味を付けながら食べてみると、大豆の風味が濃くて美味しかった。

食後のミニコーヒー きじやの建物
食後サービスのコーヒー きじやの建物全景

大井宿の「枡形」を歩く

昼食の後、歴史に詳しいガイドさんと、草木に詳しいガイドさんとはここで別れ、この後は髭をたくわえたガイドさんが案内する事になった。

大井橋の欄干灯 河川維持活動標語
大井橋の欄干灯 「美しい川...」の標語

一行は阿木川の堤防を歩き、大井宿の主要な橋梁であった大井橋を渡る。ここ大井橋の欄干は、明かりを灯せる様になっている。そして一行は、対岸沿いにある「トンボ玉工房」に入る。ここは入場無料で、ガラスを加工した「トンボ玉」というアクセサリーみたいなものが展示されている。小さいながらも、透き通っていて綺麗だな、と思う。

トンボ玉工房 裏路地に入る一行
気軽に入れる工房 裏路地を歩く一行

「トンボ玉工房」の脇にある路地裏を抜けると、大井宿の町並みに入る。路地裏を抜けた所に、恵那駅前の五平餅店の工場があり、さらに歩いていくと、岩村城の外郭を移築した建物もあった。確かに、年月の重みが随所に感じられる。

岩村城より移築の外郭 大井宿の庄屋、古屋家
岩村城より移築された、
城の外郭
大井宿の庄屋建築の一つ、
古屋家


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