バス乗車記
日帰りボンネットバス恵那ツアー


[はじめに][恵那峡観覧車][毛呂窪ヒトツバタコ]

はじめに

今回、かねてから参加したいと思っていた恵那市の日帰りボンネットバスハイキングツアーに行くことになった。私は2年前に可児市でこのバスに乗っていて、可児駅前から花フェスタ記念公園まで往復した事がある。そして、年代物のクルマが現代もなお動き続けていることに驚いてばかりだった。

当時は乗合運用についていたボンネットバスも、今回の日帰りハイキングツアーでは予約制になったため、私も1週間前に申込の電話をした。しかし、第一希望の日曜日(20日)は満員になってしまい、結局前日の19日に予約をとった。ともかく、久々に元気な「ボンバス」の姿を、ぜひとも見てみたい。

恵那へ向かう

自宅から名鉄で新可児駅へ行く。しかし、恵那駅までの行程に変化を付けたかったので、可児駅前から多治見駅まで東鉄バス[緑ヶ丘線]に乗ったが、前もって調べたら、可児駅からJRに乗り換えた場合に生じる待ち時間の関係上、家を10分早く出ればこのバスに乗ることができる。しかし、多治見駅での乗り換えが2分しかないのが不安の材料だ。駅で朝食代わりのおにぎりをほおばり、バス停でしばし待つと、側面いっぱいに広告が施されたバスがやって来た。

バスは多治見市街に入ると速度が鈍ってきた。多治見駅での乗換が2分しか無いので、私は腕時計をじっと睨む。もしバスが少しでも遅れたら列車に間に合わぬどころか、ボンネットバスへの乗車にも余裕が無くなってしまう。
しかし、案ずることなくバスは定刻通り多治見駅前に到着し、私は一目散にホームへ向かった。

多治見駅前行きバス 恵那峡極太看板
ラッピングバスの
多治見駅前行き
恵那峡案内の極太文字

そして、発車間際に中津川行き列車に滑り込み、吹き出た汗をタオルで拭った。そして、恵那駅に到着した。

さあ、出発ーつ!

駅を降りて恵那市観光協会の受付がある「タウンプラザ恵那」でハイキングツアーの代金を支払う。もう既に多くのお客さんで賑わっていて、受付の人も思いの外にこやかだ。支払いを済ませてバスのりばへ向かうと、その目の前にはボンネットバスが停まっていた。2年前、可児で乗ったときは花フェスタ記念公園で開催されていた「英国展」に合わせて、バラや英国旗があしらわれていた。しかし、今回は「トコトコぼんちゃん」との愛称をもらい、側面にもマスコットが描かれていて可愛らしくなった。また、恵那市観光協会のホームページアドレスもさりげなく付いているのが面白い。

トコトコぼんちゃん 「トコトコぼんちゃん」案内幟
恵那駅前で出発を待つ
「トコトコぼんちゃん」
ハイキングツアー案内幟
マスコットのロゴ 賑わう車内
「トコトコぼんちゃん」のマスコット 満員となったバス車内

久々に出会えたボンネットバスをあちこちから観察しているうちに発車時間となり、ボンネットバスはエンジンをぶるんと振るわせながら発車した。
恵那の市街地を抜けて恵那峡大橋を渡って蛭川村に入ると、車窓がひなびた風景に一変した。蛭川の名物、花崗岩が露出した風景も相変わらず見受けられる。そして、バスは蛭川村南部に位置する一の瀬という所で停まった。ここにはヒトツバタコの木が自生しているけれど、今は花が真っ盛りで、まるで桜のようにまぶしかった。

ヒトツバタコとボンバス ボンネットバス
ヒトツバタコの木の下で一休み ボンネットバスには新緑が似合う

しばらくしてから一の瀬を後にして、バスは蛭川中心部の細い道へと進み、蛭川村役場の少し南に位置する神社の前に自生しているヒトツバタコを見物する。ちなみに、ヒトツバタコは別名「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれている。

神国教前のボンバス 神国教前のヒトツバタコ
神社の前に停まるバス その近くのヒトツバタコ

そこから蛭川村役場まで少し歩くと、古めかしくて今にも壊されようとしている建物があった。これが旧蛭川村役場で、その裏手には体育館を改造した新庁舎が建っていた。そして、蛭川小学校のグラウンドに植えられているヒトツバタコも見た。グラウンドの向こう側にボンネットバスが待っていて、その隣には、さぞ古かろう「公民館」の建物があった。ガイドさんによると、ちょっと前までは劇場として用いられ、様々な演劇が催されたそう。

旧蛭川村役場 蛭川公民館
取り壊し間近の旧蛭川村役場 かつての劇場だった公民館

[はじめに][恵那峡観覧車][毛呂窪ヒトツバタコ]

[次のページへすすむ]

[バス乗車記トップページ]
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送